古書店巡りしたい。
講談社の世界のメルヘンシリーズ全24巻(絶版)を探したい。
と思ったけど、あれを箱から出して立ち読みする勇気はないしもちろん買い揃える金も無い。
「ププさんとふしぎなオウム」が読みたいな。
ドイツの童話だった気がするけどププさんてドイツっぽくないような。
でも検索したらやっぱりドイツの童話みたい。
私の記憶では真夜中、ロッキングチェアに座ったププさんがパイプを吹かしていると、どこからかオウムが入ってくる。
オウムがパイプの煙で輪っか作るやり方を教えてもらいたがる。
教えるかわりにププさんは、オウムから飛び方を教わる…みたいな話じゃなかったっけ。
違ったらすみません。
「アリババと40人の盗賊」はアリババの召し使いが甕に潜んで命を狙ってる盗賊に、熱した油かけてるシーンの挿し絵がすごいリアルだった。
あんなに何度も読んでたのにはっきり思い出せる話は数えるほどしかないかも。
この前図書館に寄って探したけど残念ながらメルヘンシリーズは置いてなくて、かわりにアファナーシエフ編のロシア民話集と、荒俣宏訳のアンデルセン童話集を借りる。
ロシア民話はタイトルが「火の鳥」だったので、メルヘンシリーズの表題作「イワン王子と火の鳥」が載ってるんじゃないかと思って。
「イヴァン王子と火の鳥と灰色狼」というタイトルで載っていた。
はっきり言って「イワン王子と灰色狼」でいいのでは…と思うくらい灰色狼大活躍なんだけど、あとがきにあるように、火の鳥が寒いロシアにとっての太陽(希望)みたいなことなのかもしれない。
多分同じ巻に載ってた「銅の国 銀の国 金の国」と同じモチーフの話もあった。
とにかくロシア民話にはやたらとイワンが出てくる。
大概王子だったり三人兄弟の三番目だったり、そしてたまに「騙される方が悪い」っていうロシアならでは?って感じの残酷な教訓のせいか「ばかのイワン」とか書かれてる。
日本昔ばなしなら「正直者が幸せになる」という教訓の元、「正直者の○○が〜」って書かれるだろうにな、っていう対比が面白い。
世界のメルヘンシリーズはアンデルセン、イソップ、グリム童話からロシア、北欧、ドイツ、中東アジアやもちろん日本も、いろんな国々のおとぎ噺、民話が詰まってて充実してる。
カラーの挿し絵も良かった。
ヘンゼルとグレーテルがお菓子の家を見つけて砂糖菓子で出来た丸窓をそっくり外してかじるところなんか、未だに鮮明に思い出せるもんな。(とことん食い意地の張った幼児だった…)
そう言えばグリム童話は結構思い出せるのに不思議とアンデルセンは『おやゆび姫』以外思い出せなくてググッてみたら知ってる話ばかりだった。
『人魚姫』『はだかの王さま』『みにくいアヒルの子』『雪の女王』『マッチ売りの少女』。
何かこう、最終的にハッピーエンドかどうかは置いといて辛い話多くないっすか。
それでかなあ、お菓子の家や小人との楽しい暮らしや、ワクワクする展開の話が多いグリム(有名な話しか知らないけど)より覚えてないのは。
ところで子供に絵本を読ませたがる親の中には、子供に頭の良い子になって欲しい、と思っている人がいるらしい。
活字離れが進んでいる今、子供に文字に慣れ親しんで欲しいというのは分かるけど「頭のいい子」になって欲しいっていうのはものすごくフワっとしてるなw
親に絵本を読み聞かせてもらったり、少し大きくなって自分で読んでみてそれがすごく楽しかったっていう自分自身の体験に基づいて子供に薦めるならいいけど。
私の経験上、幼児期に絵本をたくさん読んだからといって、「健全な」大人が望むように文学小説とか好むような人間になるとは限らないし、頭が良くなるわけでもないので(しかし、読まなかったらもっとバカだったのだろうか…)そういった投資のために高い金出して本を集めることはないでしょう。
多分、本を読む習慣の無い人に比べれば小説を読むのが苦だとは思わないんだろう。
でも私に限って言えば学生時代、授業でやるような話(夏目漱石とか森鴎外とか井伏鱒二とか…)には全く興味なくて、数十巻と続いてるライトノベルにハマって散財したり、受験生なのに京極夏彦や小野不由美とか諸々のミステリ小説、菊池秀行の長編伝奇小説とかにハマって塾の先生に「そんなものを読んでいる場合か」と怒られてるような学生だったな。
もう完璧に勉学の妨げレベルで小説読んでたな〜って、今となっては良い思い出です。
活字離れと活字中毒、どっちが勉学の妨げになるか。
そんなこと、幼児期の絵本体験とは多分関係ないんだろうなw
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